妊娠中の貧血トラブル。口角炎の原因と予防方法

公開日: : 妊娠・出産


貧血の予防と対策

妊娠中は何かと体調の変化に見舞われますよね。中でも貧血になる方も多いのではないでしょうか。貧血になると倦怠感や口角炎などのトラブルが発生してしまいますが、今回は口角炎になってしまった場合の対策をご紹介したいと思います。

photo credit:Eneas De Troya

なぜ起こる?妊娠中の貧血と口角炎。

妊娠するとホルモンバランスが大きく変化するので体に様々な影響が出てきます。つわりなども出てきますので、食事が思うようにとれず、栄養が偏りがちになることもあります。

またお母さんの胎盤を通して赤ちゃんへ血液、酸素、栄養を届けてあげるようになりますが、その際特に鉄分が多く必要になりますのでつわりが軽くてもお母さんは鉄が不足がちになり、鉄欠乏性貧血に陥るのです。

鉄欠乏性貧血になると悩まされる症状としては爪が欠ける倦怠感、そして口角炎です。

口角炎の痛みをすぐに軽減させる方法

唇の端っこが切れてしまって、ただでさえつわりで食欲がないのに口をあけるたびに激痛が走るとますます食欲が減退してしまう…なんてことは避けたいですよね。

妊婦健診で貧血と診断されれば鉄錠が処方されますが、すでに口角炎になってしまった状態ですぐに痛みを軽減させる方法としてはワセリンがおすすめです。

口角炎に乾燥は大敵ですので、患部にワセリンを塗ってあげましょう。ワセリンがお肌に合わない方は馬油でも良いですね。無香料のものなら食事をする際でも気になりません。ワセリン、または馬油を塗って常に患部に潤いを与えてましょう。

鉄分・ビタミン・カルシウムの豊富なものを摂取する。

鉄欠乏性貧血からくる口角炎であれば、妊娠中はもとより産後もどうしても貧血になりやすい状態が続きますので、鉄錠だけでなく栄養面からも鉄分を摂取しないといけません。

レバーや鰻といった食品は鉄分が豊富ですがビタミンAが多く含まれているので毎日摂取すると過剰摂取となり赤ちゃんに対して有害になってしまいます。

ですので植物性のものでビタミンA過多にならない食品をとらないといけません。また鉄分を体内に吸収する際に必要な栄養素がビタミンカルシウムですのでこれらも同時に補えるものであるとなお良いです。

豆類と緑黄色野菜をバランスよく摂取する。

具体的にはお豆腐、納豆などの大豆食品や人参、小松菜などの緑黄色野菜などを積極的に食べるようにすると良いでしょう。
納豆と小松菜の茹でたものをまぜて食べたり、人参やきのこ、小松菜を野菜あんかけにしてお豆腐と食べたりと料理法、食べ方もバリエーションがありますし、何よりローカロリーですので体重が気になる妊娠中も比較的安心して食べることができます。

また、もっと手軽に食べる方法としてはきな粉もおすすめです。ホウレン草や小松菜の茹でたものにきな粉と少量のお砂糖を混ぜて和えれば、胡麻和え風のおかずになりますし、デザートを食べるときに取り入れてもいいですね。

筆者も貧血になりましたが、ストレスを感じたときにアイスクリームにきな粉をかけたり、ヨーグルトにきな粉を混ぜたりして貧血対策スイーツとして食べていました^^

妊娠中は赤ちゃんのことで色々不安になったり、つわりなどで思うように体が動かさせずイライラすることも多いですよね。貧血トラブルに見舞われたとしても、ストレスなく乗り切りたいもの。
赤ちゃんとお母さんも元気になれるように美味しく食べて鉄不足を克服しましょう!

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