豊かな感性をはぐくむチャンス。子供と美術館に行こう!

公開日: : 子連れ旅行


子供と美術館
博物館や科学館、水族館は子供とのお出かけの定番となっていますが、美術館はどうですか?「子供が騒いで静かにアートを見ている人の邪魔をしそうで…」と遠慮している人も多いでしょう。しかし、美術館は感性を高めるためにある場所です。作品を大事に扱うという最低限のルールは必要ですが、子連れに対しての敷居は決して高くありません。今回は、子供と楽しめる美術館情報をご紹介します。

難しく考えず、現代アートを感じましょう

美術と言ってもいろいろな種類があります。西洋美術や日本美術、絵画や彫刻など。最初から歴史的価値のある芸術品を鑑賞させても、子供は退屈してしまうかもしれません。

そこで、まずおすすめなのは現代アートです。現代アートは、はっきり言ってなんでもアリです。大人から見ても「これってアートなの?」と疑問に感じてしまうものも少なくありませんが、それでいいのです。そんな、考えることこそが現代アートを楽しむ出発点になります。

とにかく楽しい!”魔法の美術館”

上野の森美術館をはじめ、全国各地で開催されている展覧会です。光や影、プロジェクターを使い、まるで自分の体から魔法が発せられたかのような体験ができます。「見て・触れて・遊ぶ」をコンセプトにしているので、もちろん子供が声をあげて楽しんでいいのです。最先端技術を駆使して作られた作品なので、大人だって見ていて不思議、面白いと必ず思うことでしょう。

現在開催されているのは神奈川の川崎市市民ミュージアムと滋賀の佐川美術館。いずれも2015年1月12日までの開催となっています。それ以降の開催は未定ですが、チャンスがあれば是非行ってみてください。

現代アートのカオス。”アーツ千代田3331”

東京の秋葉原駅から徒歩8分のところあるアートセンターです。以前中学校だった建物をそのまま利用しているので、フロアによっては文化祭に来たかのような錯覚にさえ陥ります。特に子供が目をひきそうなのは1階にある「かえるステーション」。全国から集められたとにかく大量のおもちゃ類。マクドナルドのハッピーセットのおもちゃをつかったオブジェなどもあり、「こんな使い方もあったんだ」とママにも新鮮な発見があるはずです。

元教室だった部屋は、いろいろな団体の事務所やアトリエになっており、すべてが解放されているわけではありませんが、常になにかしらの展覧会やワークショップが開かれています。のんびりできるカフェやウッドデッキもあるので、探険気分でまわってみると、面白いものと出会えるかもしれません。

子供のアトリエ(横浜美術館)

3年に1度の祭典という意味のトリエンナーレ。最近そんな名称のイベントが全国各地で開催されていますが、その先駆けともいわれる横浜。その拠点となるのが横浜美術館です。

この美術館では毎月3回程度、日曜日に親子のフリーゾーンとしてねんど、絵具、紙などの基本的な素材を使い、親子で造形が楽しめる場として開放されています。夏の時期なら全身に絵具をぬって人間スタンプだってできてしまいます。制約なく、自由に色や素材と触れあうことこそ、アートの第一歩です。

水族館?金魚屋さん?いいえ、アートです。アートアクアリウム

2011年にスタートした、生きている金魚と光の融合による展覧会です。毎年日本橋で夏に開催していることで有名で、夏の涼のイメージに不思議を加えた新感覚のアートです。ただ金魚がいるだけでも子供は喜ぶと思いますが、光による演出、珍しい形、数え切れない金魚の群れにも出会えます。

現在開催の予定があるのは2015年1月9日~3月2日の大阪の阪急うめだホール。夏にむけて、開催の予定を是非チェックしてみてください。

子供と生活していくと、幼稚園や小学校の図工の作品がどんどん増えて行きます。ちょっと理解しがたい作品も中にはでてくることでしょう。でもそれは現代アートの概念のもと、子供の感性から作り上げた作品なのです。ママたちも、子供の「もしかして!?」を引き出すべく、いろいろな経験をし、させてあげてください。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加



  • ときめき子育て公式FacebookページとTwitterでは、育児ママの役立つ情報をお届けしています。

PAGE TOP ↑