母乳育児へ向けた食生活。いい母乳をつくるための栄養素

公開日: : 最終更新日:2014/10/15 おっぱいトラブルの悩み


授乳育児
これから産まれてくる可愛いわが子を、自分の母乳で育てたいとお考えのママは多いはず。ですが、母乳は体質によっては、非常に出にくいという場合もあります。吸っても吸っても出てこないとぎゃんぎゃん泣く赤ちゃんも中には多くいるのです。

しっかり母乳を出せるよう、妊娠中から、産後まで、食生活には気を配る必要があります。
photo credit:@ Garron Nicholls

母乳に必要な栄養素

もしかするとママはこれまで、食べたいものを食べたいだけ食べてきたかもしれません。しかし、偏った食生活をしていたママも、赤ちゃんのことを考え、これを機会に食生活を見直してみましょう。

炭水化物

炭水化物は、米やパン、麺類のことを指します。これらは、授乳中も、授乳後の育児のパワーの源にもなりますので、必ず1食に1種類は食べるようにしましょう。

特に米は、母乳の生成を良くし、さらさらな母乳を作りだすと言われています。洋食が主だったママも、和食に切り替えることをおすすめします。

良質なタンパク質

タンパク質の中には、体内では作りだすことのできない必須アミノ酸というものがあります。これは、食事の中からしか摂取することができず、体内の器官の働きに非常に重要なものです。とはいえ、タンパク質をたくさん摂ろうと考える必要はありません。
簡単なものでいえば、豆類に含まれているので、豆腐や味噌汁を食べるというだけで大丈夫です。

ビタミンK

新生児は、病院でビタミンKシロップを投与されます。これはなぜかというと、ビタミンKの欠乏によって出血が止まらなくなったり、頭蓋内出血を引き起こす危険性があるからです。恐ろしいですよね。そして、ビタミンKは食事だけでは十分な摂取が難しいと考えられていることから、新生児のうちに投与をすることになっているのです。

シロップ飲んだから安心!と思っていてはいけません。母乳からもしっかりとビタミンKをあげるために、ビタミンKを含む食品を食べましょう。具体的には、納豆やほうれん草、小松菜が使いやすい食材です。納豆はひきわりの方が多くビタミンKが含まれています。

妊娠中貧血になった方や、出産時出血が多かった方は、母乳が出にくい場合が多いです。それほど、母乳の生成には鉄が必要なのです。貧血時、簡単には鉄が体内に増えていきませんので、サプリメントなどの摂取をおすすめします。現在は鉄分を多く含んだウエハースや、飲み物が販売されていますので、そういった市販品の利用もおすすめです。

母乳育児は予想以上に体力を消耗しますし、ママの栄養を必要とします。
妊娠中から、十分な栄養補給を心がけましょう。

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