アンパンマンの作者・やなせたかし氏の名言から学ぶ人生の楽しみ方

公開日: : 子育てのヒント


やなせたかし 名言

写真:asahi.comより引用

アンパンマンの作者であるやなせたかし先生をご存じでしょうか。惜しくも2013年にお亡くなりになりましたが、先生は子供だけでなく、大人をも元気にしてくれる言葉や人生のアドバイスをたくさん残してくださっています。先生の言葉とともに楽しく暮らすことを考え、いきいき暮らすヒントにしてみませんか。

億劫な家事を前向きにさせる名言

「おもしろくない。そんなの損だ。嫌なことは考えない。とにかくおもしろいことを探す。」
「やりたくないけどやらなければならないことは、趣味にしてしまえばいい。」
「病気になったらなったで、そこで楽しみを見つけ、おもしろがっている」

やなせたかし先生は自分のことを“十病人”と呼ぶほど全身病気だらけ。一年に何度も手術を受け、入退院を繰り返していた時期もありました。けれども、いっそそのことを楽しもう、充実させよう、と自分に言い聞かせ、工夫をされていました。

入院中はきれいな看護師さんを楽しみつつ、静かな空間と時間を有意義にと仕事に精進。退院し定期的に血糖値測定をすることに気が沈んでいた時も、「趣味の血糖値」と自ら言い聞かせ楽しんでしまうという発想の転換術をお持ちでした。

主婦業のつい億劫になりがちな掃除や片づけも「趣味」と自分で位置づけることで、もしかして違って見えてくることがあるかもしれませんよ!?

自分に素直になれる名言

「自分に合う方法は自分で見つけないとダメ」
「個性を認めようとしない「らしく」という言葉が好きじゃない」
「『恥ずかしいからやらない』のではなく、『恥をかいてもやってみる』ほうが人生はおもしろい」

やなせたかし先生は90歳を超えたご高齢でも、ステージに立つことにこだわり、楽しんでおられました。はじめて見た人はギョっとしてしまうほど派手なシャツを着、アンパンマンのやさしくほんわかしたイメージを思い描いてきた観客はビックリしてしまうほど元気な歌声を披露してくださっていました。

その姿は「老人らしさ」とか「いい年して」とかそういった言葉とはまるで別次元のもので、輝きと力に満ち、神々しくもあるあるほどでした。

やっぱり自分のやりたいことに自信をもって成し遂げる人は美しいのです。「いいママらしく」「女性らしく」と人から見られることばかりを意識することは、行動を束縛し、元気を奪うようなものだと先生は言っています。

自分の気持ちに素直に行動して、自分にしかないものを主張してみる勇気をもってみませんか。

ママファッションのやる気が出る名言

「着るもの、身につけるものはなんでもいいや、と思ってしまったら一気に年をとってしまう」
「正義の味方のアンパンマンを描いている人が、かっこわるいおじいさんだったら子どもはがっかりするでしょうから」

前述の通り、先生はかなり奇抜なファッションをお召でした。しかしそうすることで、背筋が伸び、そのファッションに似合うようにと食生活にも気を付け、努力して生活をされていました。

ラクであることを重視しがちなママファッション。先生を見習って、自分の姿をもう一度見直してみるのもいい機会だと思います。ファッションを楽しむママを、子供も喜んでくれるはずです。

ゴールの見えない家事・育児も頑張ろうと思える名言

「人生で大切にしてきたのは「うどんこ」。「う」は運。「どん」は鈍。「こ」は根気です。運を味方につけ、あきらめないで鈍重にやり続け、途中で投げ出すことなく、根気よくものごとに取り組む。」

アンパンマンで成功した人だから、そうして楽観的に生きられるのよ、と思われるかもしれません。けれど、先生は戦争や大地震、家族に先逝たれる経験など、苦労も悲しい思いもたくさんしてこられました。

漫画家でありながら新聞記者、デザイナー、編集者といろいろな職も経て「65歳には引退しよう」と考えていて、もうすぐ60歳というタイミングでアンパンマンが大ヒットしたのです。まさに継続は力なり、大器晩成を体現した方なのです。

家族がハッピーになれる名言

「笑う筋肉が動くと、笑う心も動くのです。」

先生は朝起きたらまず鏡の前で笑顔をつくり、「今日も笑顔で過ごそう!」と自分にはっぱをかけていたそうです。ママとして過ごす我々も自分と向き合い、笑顔とともに「がんばれ自分!」と激励できるといいですね。

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